神田警察署 ふれあいポリス 石井警部補 インタビュー

ふれあいポリス
みなさん、こんにちは。

町会や小・中学校の諸行事、ふれあいサロン、祭礼等、神保町地区のあらゆる行事に積極的に参加されている神田警察署 ふれあいポリス 石井警部補のインタビューを実施させて頂きました。
石井警部補のプロフィールやお仕事の内容、また神田地域をご担当されての感想等、さまざまなお話をなごやかな雰囲気の下うかがいましたのでご紹介します。

日 時:2018年8月6日(月)午後18時30分より
場 所:神保町出張所2階洋室A
参加者:ふれあいポリス 石井警部補
      神保町出張所 小阿瀬所長
      HP委員会    神田猿楽町  青野委員(インタビュー)
         同上    西神田三丁目 大西委員(撮影)

ふれあいポリス - 石井警部補 プロフィールのご紹介

生年月日:昭和37年8月11日
出身地:茨城県
職 歴:昭和60年 高輪警察署
       平成27年 神田警察署神保町交番
       平成28年 ふれあいポリス就任
       その後、平成30年4月に警視庁警部補に昇任するも神田警察署にて引き続き「ふれあいポリス」として勤務を継続中。
     平成7年および平成24年に警視総監賞を受賞。
特 技:剣道五段

神田警察の仕事
安全・安心まちづくり

ふれあいポリスの業務内容について

現在、警視庁管内の警察署において、72名の「ふれあいポリス」が活動しています。
千代田区内では、神田・麹町・万世橋の警察署に各1名配置。
神田警察署においては、地域総務係が「ふれあいポリス」を担当。

具体的な仕事の内容として;
(1)地域の実情に精通している町会長等を訪問して、地域住民等と警察の関係を強化する。
(2)小学校、幼稚園、保育園周辺のパトロール、登下校時の子ども見守り活動。
(3)自治体、町会および介護団体等が主催する行事、老人会等に積極的に参加して、震災発生時の避難場所、非常時の連絡先等の確認、交通事故防止及び特殊詐欺被害防止等の防犯講話を実施する。
(4)地域住民等及び自治体と連携して安全・安心な地域社会の実現を図る。
(5)地域住民等が行うパトロール、防犯ボランティア活動、交通ボランティア活動等の各種活動に参加する。
(6)自治体と警察との協働事業を掌握して事業への参加及び支援をする。
(7)自治体との交流を図り連絡調整を図る。
(8)自治体が主催する行事へ積極的に参加する。
(9)犯罪が多発した場合、多発する地域に訪問活動を行い、犯罪の防止に向けた広報啓発活動を実施する。
と幅の広い業務を行っています。

神田地域担当としてのご感想(インタビュー時のコメント)

 私がまず初めに感じたのが、神田は、高齢者や子ども達が生活するうえで本当に良い場所であるという事です。
千代田区役所、かがやきプラザ、神保町出張所、神田公園出張所等が高齢者のために毎月長寿会で誕生日会を行ったり、サロン等に高齢者を集めていろいろなイベントを行うなど、千代田区全体で高齢者を守っているという感じがしました。
 また、神田の人々は、子ども達を大切にしているのだなと感じます。
 それは、年末年始になると子ども達のために毎年餅つき大会を行ったり、夏は各町会が独自で子ども達のために縁日を開催するなど本当に驚きました。
 私が1年間に参加する餅つきは、地域内に6カ所もあります。
 子ども達も気さくな子が多く、私がふれあいポリスになった時、子ども達の方から挨拶や声を掛けてくれたのは驚きました。
 また、私が一番驚いたのが「神田っ子」は祭りが好きだ!ということです。
 神田警察署管内は、神保町出張所、神田公園出張所、万世橋出張所の一部が管轄になるのですが、一年間で神田明神例大祭、三崎神社例大祭、太田姫神社例大祭を始め、大きなものや小さなものを含めると祭りや縁日のない月が無いという位、祭りを通じてご近所や子ども達の安全・安心を実践しているのだなと感じました。
 最後に、神田のそれぞれの町会は、独自に客引き被害防止合同パトロールや夜間パトロール、そして自らタバコの吸い殻等の環境浄化活動を行うなど、自分たちの町を自分たちで「安全・安心な綺麗な町」にすることを目指してます。このような素晴らしい街で勤務できること、そして「神田っ子」と一緒に各種イベントに参加できることに感謝しています。
地域住民との連携

あとがき

石井警部補がふれあいポリスとして就任された当初、三崎神社例大祭の際に「オレンジ色のベストを着たあの人物は何者なのか?」と某町会の婦人部長から訝しがられたこともあったとか。
現在ではそのようなことも一切なく、すっかり認知度も向上されたものと拝察します。

ご担当として最も相談件数が多いのは、警察署内の担当窓口に関する相談とのことです。
また、神田警察署として注力している対策は、①特殊詐欺、②侵入盗とのこと。 お金の話、特にATMを利用して振り込む前に、まず相談して欲しいとのことでした。(2018年7月には神田警察署管内で2件の特殊詐欺被害が発生しています。)

近々では、8月に神保町地区各町会で開催される子ども夏祭り(縁日)、また9月の夏休み明けには、お茶の水小学校正門にて、太田校長先生と共に生徒のみなさんを迎えるお姿を拝見できるものと思います。
ふれあいポリス 石井警部補の今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

それでは、また。

HP委 青野