神田祭り 〜その2〜

西神田町会の須崎です。
平成21年度の神田祭りに参加させて頂きました。

神田祭り 〜その2〜

〜前回のあらすじ〜
神輿サイコー!

前回でも少し書きましたが、
神田祭りをはじめとする日本のお祭りに僕が惹かれるのは
そこに、古くから連綿と伝わる日本の伝統を垣間みることができるからです。
先人達から代々受け継がれてきた知恵の積み重ね、
全ての行為に理由があり、それ故に感じられる堅牢な様式美は
とても現代に生きている我々だけでは決して表すことは不可能だと思います。
普段の生活では、合理的なシステムに慣れているし手間のかかることは苦手な僕ですが、祭りの日は、さまざまな伝統を繰り返すこと、それを見ることができることに喜びを感じます。

さて、本日(9日)は神幸祭です。
三基の鳳輦・神輿を中心に、絢爛豪華な祭礼行列が神田神社の氏子町会を巡ります。
まさに、そこにたくさんの伝統が詰まっているわけです。
これはもう見なければ。
朝9時ごろに、西神田のとなりの猿楽町を通るのでそれをまず見学しようと思っていたのですが、前日の神輿疲れ(というかその後の飲みの影響)で起きた時にはもう通り過ぎた後でした…おいおい。

でも大丈夫!
近隣の氏子町会のどこかを通っているのは間違いないので
神田祭りのサイトでルートを調べて見に行きましたよ!
東神田の交差点で派手な行列を発見!
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神官の服装の色が派手ですねー。

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こちらは馬に乗っています。
アスファルトの上にあえて馬で行く所がたまりません。
馬って近くで見ると結構でかい。

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人力車に乗った人もいます。
こんな行列が50メートルくらい(もっとあるかも?)つづきます。
時代劇でしか見なかったような光景が
過去から現在へ飛び越えてきたかのようです。
すごいですねー

そして、午後2時からは、猿楽町町会で町会神輿を担ぎます!
sarugakucho.jpg
こちらも素晴らしい神輿です。
この神輿のなかに神田明神の御霊が入っています。
それを担いで町内を巡ることで
町内を清める、という意味があるそうです。
僕はそのお手伝いをさせて頂くということですね。
光栄です!

猿楽町内の道をくまなく通ります。
細い路地にも入っていきます。
もう幅がぎりぎりですよ。
それでもしずしずとは通りません。
「オイサ!オイサ!」と掛け声かけて
おおいに揺らして通ります
結構スリリング。いいですねー。

ところどころで一旦神輿をおろして
お酒や食べ物などが振る舞われます。
担いだあとのビールがうまい!
でも、ちょっと休憩してまた担ぐので飲み過ぎには注意しないと。

ここの神輿は、担ぎ方とか掛け声とかあまり細かい決まりはないみたいで、
「オイサ!オイサ!」
「ソイヤ!ソイヤ!」
「ソーレ!ソーレ!」
「オリャー!」
「ワー!」
「サー!」
いろんな掛け声が混じります。

それでも、掛け声と神輿の揺れのリズムは結構あうもので
もうね、なんかハイになりますね。
ランニングハイならぬ神輿ハイ。

途中、駿河台下の交差点まで行きました。
そこに「偶然」近隣の氏子町会の4基の神輿が集結!
神田警察のアナウンスがあり、
車を止めて、4基が交差点内を一周しましたよ!
車社会の現代でも、この日は神輿が優先です。
車も、クラクションを鳴らすでもなく
おとなしく見守ってくれました。
いーですね!
今日はハレの日ですからね!

二日目も十分堪能させていただきました!
翌日は将門塚保存会にお邪魔して、
いよいよ宮入です!