北神の御祭礼
北神の萩原です。
2年に一度の三崎神社例大祭が5月2日の御霊入れに始まり5月9日の例大祭式まで続きます。
その内の華であります神輿の巡幸が5月3日・4日に取り行われました。
北神のお祭りをご報告いたします。
2日の御霊入れの写真です。
三崎神社の宮司様と宮頭、そしてこのお祭りを仕切っている氏子青年会の執行部の方々が見えました。
宮司様のあのなんとも言えない重みのある祝詞の後、祭礼委員長であります町会長のご挨拶です。
相変わらずいつも偉そうに挨拶をします。12箇町で組織されている神保町地区町会連合会の副会長でもありますが、うちの町では「親父」です。
話が少しずれますが、この医者嫌いの親父が3月の20日に足がむくんで腹がちょっと痛いと順天堂に行った所、すぐに検査をすると言われ3週間入院をするように言われました。
話を聞いた時「80になる爺さんが検査入院なんて言われたらもう戻ってこないかなぁ」なんて悲しい気持ちで見舞いに行きました。ちょくちょく町の報告を兼ねて見舞いに行きましたが、何回目かの時倅もよく会うのですが3時ごろ親父が「腹が減ったから下のレストランに行こう」と言い出しました。「何だ
病院の飯は食えないのか」と聞いたら「そうだ!でもおかずは食えねぇけど米は全部食った」との事でした。
レストランでそばを頼んで、見ている間にこれが病人かと思うほど全部きれいに平らげました。その間に我々にも何か食えと言いビールを頼んでくれました。さすがに親父はビールは飲みませんでしたが私はご好意を無にしてはいけないと思い、断らずにごちそうにになりました。病院に見舞いに行って病人がウマそうにそばを食っている前でビールをごちそうになったのは初めてです。いけなかったでしょうか?
ぴったりと3週間後に3キロ太って帰ってきました。酒もタバコも医者は止めろとは言っていないと言ってどちらも止めていません。(本当はいけないのは本人も分かっています)
私も安心してちょくちょく親父の家に行ってお酒を付き合っています。
俺は医者に悪性のガンだと言われたが、知り合いで悪性のガンと言われても10年以上経ってもまだ元気でいる奴が二人いるから、少なくとも後4・5年位は生きられるといっていました。
また、筆頭副会長は潰瘍があって酒を100日やめろと言われているようだが潰瘍の方がすぐに逝っゃうんだと威張っていました。
話は本題に戻ります。
親父が祭礼委員長で倅が神輿委員長です。そして北神の会計部長が氏子青年会の会長様です。
何か出来すぎているような感じがします。
御霊入れの後、無理を言って皆で写真を撮りました。これからお祭りだとみんな楽しそうな顔をしております。
その前に昼間神田警察の丸山署長がご挨拶に来られました。
うちの町では「丸山君が来た」と親しみを込めて呼んでいます。
今回のお祭りの当日には警備・交通・防犯の方々には大変お世話になりました。
お陰さまで事故も無く楽しく出来ました。本当にありがとうございました。
御霊入れが済んだら早速手際良く場を作り本日の直会を行いました。
これが楽しいのです。毎日その日の直会があります。
翌日、3日は町の神輿の連合宮入です。頭が皆で手際よく神輿を組んでいます。
その脇では決して若いとは言えない町の人間が、区からの助成金で買ったリヤカーを手際が悪く
組んでいまして時間が掛かりました。
神酒所の準備も整い、そこであの婦人部長様の出番です。
早速皆に号令を掛けています。みんな言うことを良く聞きなさいよ!
祭礼委員長と神輿委員長は娘や姪の前で只ではいい格好が出来ません。
年金暮らしのくせに見栄を張っています。
町会長が裃を着るのはちょっとつらいとの事で、あの八百屋の筆頭副会長が代理で式典に参加しました。
仕事に忙しく寄付集め等全然出来ないのでいい格好をさせたく無かったのですが、神輿会の200人
以上を一手に引き受けてくれていますのでそうも言えません。
右側が婦人部長様です。
その間に挟まっている方は元町会長で、この間自分の意思に逆らって足がドンドン勝手に速く歩いて行ってしまい転んでしまった方です。
それで思い出しました。その話を聞いた時に二つ若い親父が「そんな馬鹿なことがあるか」と言って
いましたが、先日「この間おれ俺もそうなったので止める為にブレーキとして杖を買った」と言っていました。本当なのかなぁ?私はまだこの世界に入るには15年も先ですが、元気でいられるか自信がありません。
真ん中の写真で前列左の方は前婦人部長です。いつも言いますけれどもう90ですよ。よくあちこちにお出かけで昼間はなかなか捕まりません。80位で足が勝手に動くとか酒は100日飲んではだめだとか言っている時限ではありません。本当にお化けです。
神保町交差点に九基の神輿が入って盛り上がりました。真ん中にお立ち台を作ってそこに総代様方が乗り扇子を振ってはしゃいでいました。
いいえ!これはひとつの儀式です。我々は神社総代様のお陰でこのように楽しくお祭りをさせて戴いております。ありがとうございます。
宮神輿の受け継ぎです。
祭礼委員長代理(あの筆頭副会長)の挨拶に続き、神輿委員長の木で神輿を上げました。
なかなか良いスタートです。本当に筆頭副会長はいいとこ取りで頭にきます。
見て下さい。みんなうちの町では鼻や顔におしろいを塗っていたりお面を被っています。
お祭りですからね、これでまた白粉を塗っている間も盛り上がります。
宮神輿の宮入道中です。いつも見事な神輿っぷりです。
・・・・・兵どもが夢のあと・・・・・
あの喧騒のあとの神社からの帰りがけにはいつも思います。
翌日はお方付けです。頭が神酒所を元に戻してお掃除をしています。
この張り紙、見えますか?
お片づけが終わってから本当の直会です。
頭の木遣りも披露してもらい盛り上がり中〆も木遣りで〆ました。
一月ごろから準備をしてきましたが、お祭りもあっという間に終わってしまいました。
楽しかったです。天気も良くお祭り日和で最高でした。食って飲んでお腹がさらに出てしまいました。
お疲れ様でした。
(私や親父はこの後がちょっと大変です。はげ頭が日に焼けて今少しかゆくなってきました。
皮がむけるとフケ見たくなっちゃうのです。禿には普通の人には分からない苦労があるのです。
でもいい時もあるのです。人よりも先に雨がぽつぽつ来るのが早く分かるのです。
ん?これも欠点か?)
大分長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
来週に又、北神ブログを載せるつもりです。
追加します。
西神田町会さんのかっこいい手拭いが紹介されていたので北神の手拭いも改めて披露します。
北神は単細胞の人間ばかりなので単純なデザインしか浮かびません。
END