神田猿楽町町会 我が家のペット紹介第1回「冨多葉」のケビン君―続編
「こちら神保町」をご覧のみなさん、こんにちは。
神田猿楽町町会では、本年(2010年)10月に”我が家のペット紹介第1回目”として「冨多葉」さんの愛犬ケビン(シーズー種)をご紹介しました。その当時、彼は犬齢約70歳にもかかわらず元気に活躍していましたが、寄る年波には勝てず残念ながら下半身が不自由となってしまいました。
散歩に出掛けることができなくなったケビンは食欲も減りつらい毎日を送っていましたが、不憫に思ったご主人の冨山敏行さんが自ら犬用車いす(歩行器)を設計・製作した結果、また元通り元気に散歩ができるようになりました。そこで、今回は第1回目の続編としてケビンの散歩の様子をご紹介します。
自宅でくつろぐケビン
後脚用車いす(歩行器)の写真です
続いて車いす装着方法の紹介です。
胴体を腹帯等を用いてハーネスに固定した後、後脚をリングにいれてバーの上に両足を置きます。
装着完了の様子を後側から撮影した図です。
車輪の大きさ(口径)選定には、ケビンの体力・骨格でも車道と歩道を自由に昇り降りできるよう、苦心されたとのこと。試作段階では堅牢度の問題から、歩道から車道に降りた途端に車いすがバラバラに分解したこともあるとか。車幅感覚には未だ慣れておらず、電柱に車いすが接触して進行できなくなる事もあります。
神保町1丁目北部町会の栗原さんと愛犬「プク」にお目にかかりました。
飼い主同士が歓談する間、旧交を温めるケビンとプクの図。
今度は、猿楽町の北城さんと神保町1丁目北部町会「珈琲エリカ」のご主人に朝のご挨拶です。
白山通りを横断して神保町2丁目にお邪魔します。
神保町2丁目48のお花屋さん「ビリジアン」を訪問。生憎とこの日は仕入れで市場へお出かけの様子。いつもは、こちらでお姉さんから給水を受けるのですが、今回は残念ながら諦めることに。ちなみに写真にあるこの看板は、ケビンの飼い主・冨山敏行さんが制作・提供されたそうです。
自宅に無事帰還し、水を飲むケビン。お疲れ様でした。
各種ワクチンの開発やペット・フード改良等の獣医学進歩の恩恵を受け、また室内飼育が増えたことも関係してペットの老齢化が進んだ結果、デイ・ケアや訪問介護、老ペット施設でのサービスも提供されているそうです。今回は、そんな中で自助努力に取り組んだ(犬用作業療法士=飼い主の)冨山敏行さんと愛犬ケビンをご紹介しました。
それでは、また。
(猿楽町 HP担当青野)